world music label “panai” -Alejandro Franov 「Aquagong」

by satoshi


ワールド・ミュージックの国内盤リリースを行っております、 panai レーベルのご紹介。好奇心を刺激する世界各国の音楽をこれまで13枚リリースしています。

panaiレーベル5作目はアルゼンチンのアレハンドロ・フラノフ。彼のアルバムはこれまで3枚、ネイチャーブリスからリリースされていますが、どれも素晴らしい内容です。是非聴いてみて下さい。

アレハンドロ・フラノフは音楽一家に生まれ、幼い頃から様々な音楽にふれて育ちました。母親からピアノを習い、その後独学でアコーディオンやシタール、ムビラ、パーカッションなど様々な楽器を演奏するようになります。マルチ・インストルメンタリストとしての間口の広さから、アルゼンチンの音楽シーンの中でも際立った存在で、多くのアーティストと共演、共同制作を行っています。フアナ・モリーナのプロデュースや、モノ・フォンタナの作品への参加で世界の注目を集めました。

日本へも「アルゼンチン音響派」を代表するアーティストとしてとして紹介され、2007年にはフェルナンド・カブサッキらと来日、ROVOの勝井祐二、山本精一ら多数と共演してアルゼンチン音響派を定着させ、今でも大きな影響力を持っています。

いつもユーモアのある作品を届けてくれるフラノフですが、今回のアルバムでは初となる自身の歌を取り入れており、伸びやかに歌ったり、呪文のように声を響かせたりと様々な演出をしています。演奏も多くの民族楽器を取り入れた無国籍な印象で彼の持ち味が最大限に発揮されています。ジャケット用のイラストもフラノフとやり取りして仕上げました。



*こちらの楽曲は収録されていません

2010年12月8日発売 pana005